小岩四恩キリスト教会の歩み
教会のはじまり
1927年1月、西村敬一師と満両師は、東洋宣教会聖書学院に通いながら、東京都南千住にて自給開拓伝道を開始し、南千住教会の礎を築きました。同年3月27日、西村敬一師が日本ホーリネス教会南千住教会の牧師に任命され、教会の正式な活動が始まりました。
戦時中の試練と再出発
1941年、戦時中の宗教統制により日本聖教会は解散、日本基督教団に統合され、牧会活動が制限されました。1945年3月、東京大空襲により教会は焼失。同年5月、小岩に拠点を移し、8月16日終戦翌日から小岩教会として伝道活動を再開しました。
新たな組織としての発展
1951年、小岩教会は日本ホーリネス教団に加入。1960年には新会堂が献堂されました。1968年には単立教会組織として「宗教法人 小岩四恩キリスト教会」が設立され、西村信牧師が就任しました。
指導者の交代と信仰の継承
1972年、西村敬一牧師の召天後、西村満師が主管牧師に就任。その後西村慶子、西村惠が教師に任命され、1994年西村虔牧師夫妻が米国より帰国し、西村裕子が教師に任命される。1996年、西村満主幹牧師召天。西村虔師が主幹牧師として任命され、信仰の継承と教会運営が続けられました。
新会堂の建設と記念事業
1989年に新会堂建設計画が始動し、1997年には建設趣意書と予算が承認される。1998年に工事が完了し、1999年2月28日に献堂式を挙行。2004年2月29日には77周年記念行事としてチャリティコンサートや文化講演会も開催されました。
地域とのつながりと未来
地域とのつながりを深めるため、英会話教室やチャーチスクールの設立、カフェタイムなどの活動が始まりました。キルボルン師やハーン師の来訪による伝道活動も行われ、地域のイベントでのハンドベルやキャロリング、キャンドルサービスやチャペルコンサートなどが行われ、地域に開かれた教会としての歩みが進められる。
2007年には創立80周年記念コンサートが開催され、記念誌「愛と喜びのしおん」を出版。
2008年、地域の方をお招きし、童謡唱歌や讃美歌聖歌を歌う「歌声カフェ」を開始。近隣の方々が集い良き交わりの場となる。コロナ禍のお休みを経て再開し、現在は「歌声シオン」として継続しています。
2021年主幹牧師西村虔牧師召天。西村信牧師が主幹牧師として任命され、現在に至る。